一方で、
新型コロナウイルスワクチン接種の準備も進めておりまして、2月10日には
保健センター内に
新型コロナウイルスワクチン接種対策室を設置し、専任の職員を配置して
対応していくこととしております。
なお、4月には65歳以上の
高齢者の
接種が始まる見込みであることから、
接種を希望する
市民の方々がスムーズに安心して受けることができるよう、着実に
実施体制を準備してまいります。
今後も、国、県の動向及び市内の
感染状況等を注視し、
関係機関との連携を緊密にしながら
感染予防対策や
ワクチン接種に取り組んでまいります。
次に、今年の夏に開催されます東京2020オリンピック・パラリンピックについてでありますが、本市が
ホストタウンとなっております
ブルンジ共和国と去る1月27日に覚書の
締結式を行いました。
新型コロナの影響で
ブルンジへの渡航や
関係者の招聘が困難であることから、
ウェブ会議システムを利用した
オンライン中継での
締結式となりましたが、
田中市議会議長をはじめ
ブルンジ選手団支援委員会の
委員長代行にもご
出席を頂き、フランス語での通訳を介しながら終始和やかな雰囲気で交流を行いました。
今回の覚書の内容については、
大会期間中や大会後の
選手たちとの
交流事業、
滞在費の
負担などに関する基本的な事項の合意となります。詳細については、今後、
新型コロナウイルス対策も踏まえ、
ブルンジ側と協議しながら進めていく予定となっております。
それでは、
議案等の
説明に入らせていただきます。
本
臨時会に提出いたしました案件は、
議案2件であります。
議案第1号
防災行政無線屋内受信機購入契約については、先般締結いたしました仮
契約を本
契約とするため、
議会の議決を求めるものであります。
次に、
議案第2号
令和2
年度下妻市
一般会計補正予算(第9号)については、主に
新型コロナウイルスワクチンの
接種関係経費を計上するものであります。
今回の
補正は、2億705万3,000円を追加するもので、これにより本
年度下妻市
一般会計予算の総額は234億7,139万8,000円となります。
以上で提出いたしました
議案の
説明を終わります。
詳細につきましては、この後、
担当部長から
説明をさせていただきますので、よろしくお願いします。
○
議長(
田中昭一君) 続いて、
詳細説明を求めます。
杉山総務部長、
登壇願います。
〔
総務部長 杉山照夫君
登壇〕
○
総務部長(
杉山照夫君) 私からは、
議案第1号及び
議案第2号についてご
説明を申し上げます。
初めに、
議案第1号
防災行政無線屋内受信機購入契約についてでございますが、本案は、
デジタル方式による
防災行政無線の整備に伴い、希望する世帯に
有償配付する
屋内受信機の
購入契約について
議会の議決を求めるものでございます。
仮
契約までの経過でございますが、
購入機種の選定に当たっては、職員から成る
選定委員会を組織し、
機能面や
導入コストなどについて
比較検討を行っております。その結果、280メガヘルツ帯の周波数を使用し、
外部アンテナを使用しない機種の中で
受信性能に優れた
東京テレメッセージ株式会社の
防災ラジオを選定したことから、同社と
防災ラジオ9,000台を
購入する
随意契約の協議を進め、
契約金額1億7,831万4,400円、
納入期限を
令和4年3月31日として、
令和3年1月22日に仮
契約を締結したところでございます。
なお、
防災ラジオの
購入台数につきましては、さきに実施した
防災行政無線屋内受信機の
有償配付に関するアンケートの結果を基に、追加の
需要等を勘案し決定したものでございます。
次に、
議案第2号
令和2
年度下妻市
一般会計補正予算(第9号)についてご
説明を申し上げます。
本案は、
ワクチンの
接種、その他の
新型コロナウイルス感染症対策経費を計上するものでございます。
事項別明細書によりご
説明を申し上げます。
補正予算書の8、9ページをお開きください。初めに、歳入でございます。14
款国庫支出金1項2目1節
保健衛生費負担金の
新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金は、
接種の費用として、
医療機関での
個別接種や市が設置する
接種会場での
集団接種に通常必要となる費用を国が全額
負担するもの、2項3目2節
保健衛生費補助金の
新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金は、
ワクチン接種に必要な体制を事前に準備するための
事務経費や市が設置する
接種会場の
感染防止、
会場運営に必要な経費など、通常の
予防接種での
対応を超える経費を国が全額補助するもの、19
款繰越金1項1目1節前年度
繰越金の増は
補正財源とするものでございます。
10、11ページをお開きください。次に、歳出でございます。4
款衛生費1項2目02
新型コロナウイルスワクチン接種事業は、
医療機関または市が設置する
接種会場で
医療従事者、
高齢者などから順次
接種を行うもの、03
新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業は、
ワクチン接種のための
人員体制整備、
システム改修、
接種券等の印刷・発送、
医療機関との調整、
接種会場の準備、
コールセンターの運用などを行うものでございます。
12、13ページをお開きください。4目04
新型コロナウイルス感染症対策経費18節
負担金補助及び
交付金の
医療機関等応援給付金は、
新型コロナウイルス感染症の
感染リスクを負いながらも
地域医療を提供する
医療機関等の
運営継続を支援するため、病院に50万円、
一般診療所及び
歯科診療所に20万円、
調剤薬局に10万円を支給し、さらに、一定の要件を満たす場合には1の要件につき10万円を加算するもの、10
款教育費5項1目04新
成人特別応援給付金事業18節
負担金補助及び
交付金の新
成人特別応援給付金は、
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点で
成人のつどいを
中止したことから、新
成人への
応援と激励を目的として、
対象者1人
当たり2万円を530人に支給するものでございます。
なお、今後、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の
執行状況によっては、
先ほどの
医療機関等応援給付金及び新
成人特別応援給付金を同
交付金の
対象事業に加え
財源更正を行ってまいりたいと考えております。
3ページにお戻りください。第2表、
繰越明許費補正は、表に記載の
事業について年度内の完了が見込めないことから、
令和3年度へ繰り越すものとして追加するものでございます。
1ページにお戻りください。以上により
令和2
年度下妻市
一般会計予算の総額は、
歳入歳出それぞれ2億705万3,000円増の234億7,139万8,000円となります。
以上で
説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○
議長(
田中昭一君) 以上で
提案理由の
説明を終わります。
これより
質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、
通告順により発言を許します。7番
矢島博明君、
登壇願います。
〔7番
矢島博明君
登壇〕
○7番(
矢島博明君) おはようございます。
議長の許可を頂きましたので、
質疑をさせていただきます。
私からは、
議案第1号について
質疑させていただきます。
今回
購入する
防災ラジオは9,000台という台数、大きな数かなと思うんですが、こちらの
一括契約に当たって
大量購入による
価格への配慮がなかったのかということについて伺いたいと思います。
ホームページを拝見すると、1万8,000円、
税抜きというのは定価の金額になっておるようですので、そちらについてお伺いしたいと思います。
第2点として、
東京テレメッセージ株式会社では、その
上位機種として
文字メッセージが出る機種も用意されております。
聴覚障害や耳の遠い方などの
対応として、その
上位機種の導入の検討というのは選択肢になかったのかということをお伺いしたいと思います。
以上、2点でございます。
○
議長(
田中昭一君)
矢島博明君の
質疑に対する答弁を求めます。
杉山総務部長、
登壇願います。
〔
総務部長 杉山照夫君
登壇〕
○
総務部長(
杉山照夫君)
議案第1号の
質疑についてお答えをいたします。
初めに、
大量購入による
価格への配慮はなかったのかということについてでございますけれども、今回仮
契約を締結しました
東京テレメッセージ社の
防災ラジオは、同社の
ホームページ上で
価格を公表しております。
購入数量にかかわらず全国一律にこの
価格としておりまして、
大量購入等での値引きは行っていないということでございます。
なお、
東京テレメッセージ社では、半導体など
電子部品の
価格上昇等によりまして
平成30年度に
価格を改定しております。今回
購入を予定しております標準型の
防災ラジオの
価格は、1台
当たり税抜き1万8,000円でございます。
次に、
文字メッセージ表示機種の検討についてでございますが、
東京テレメッセージ社の
防災ラジオには
文字表示機能つきの機種がございます。
聴覚障害のある方には
情報取得手段の一つとなりますので、導入の
必要性について検討してまいりたいと考えております。検討に当たっては、
聴覚障害のある方の家族との同居の
状況であるとか、
スマートフォンやタブレットでの
防災アプリの活用が可能であるかなどの
情報取得の
状況等も考慮しまして、また、
防災ラジオ製造の
最小ロットが100台ということもありますので、この点も踏まえて検討したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○
議長(
田中昭一君) 以上で
矢島博明君の
質疑に対する答弁を終わります。
再
質疑はありませんか。
○7番(
矢島博明君) ありません。
○
議長(
田中昭一君)
矢島博明君の
質疑を終わります。
次に、3番
程塚智則君、
登壇願います。
〔3番
程塚智則君
登壇〕
○3番(
程塚智則君) 私からは、
議案第2号
令和2
年度下妻市
一般会計補正予算(第9号)についての中の新
成人特別応援給付金事業について
質疑いたします。
この
事業、
給付金は、
成人のつどいの
中止に伴い
給付するというものですが、なぜ
給付するのか、その根拠が判然としません。市が個人に対してお金を配るという施策に関しましては、
具体的根拠がなく、散漫に行われることがないよう十分な
説明を頂きたいと思い、
質疑させていただきます。
まず
1つ目ですが、
先ほど説明もありましたが、私自身、はっきり理解できなかったので
質疑いたしますが、この
財源は何でしょうか。全額、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、国からの
臨時交付金ということの理解でよろしいのでしょうか。
2つ目は、
給付の根拠となる事実関係はどのようなものでしょうか。それから
給付の
必要性というのはどのようなものでしょうか。本年1月の
月例会で私が
質疑しましたところ、
教育部長からは、
成人のつど
いが中止になり、
晴れ着の
レンタルの
キャンセル料が発生しているとの
市民からの連絡があった
旨説明がありましたが、何名からそのような連絡があったのでしょうか。そもそもなんですが、
成人のつどいの
参加案内の
送付者数は何名で、うち何名の
参加申込みがあり、そのうち
晴れ着を着るであろう女性の数は何名だったのか、そういった
給付の根拠となるような数値というものの
説明と併せて、事実関係、
給付の
必要性をご
説明願いたいと思います。
○
議長(
田中昭一君)
程塚智則君の
質疑に対する答弁を求めます。
高橋教育部長、
登壇願います。
〔
教育部長 高橋浩之君
登壇〕
○
教育部長(
高橋浩之君) 私からは、
議案第2号の新
成人特別応援給付金事業の
質疑についてお答えいたします。
初めに、
財源についてでございますが、
総務部長より
説明がございましたように、今回の
補正予算においては前年度
繰越金の増分を
補正財源に充てることとしておりますが、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の
執行状況により、新
成人特別給付金事業を同
交付金の
対象事業に加え
財源更正を図ってまいりたいと考えております。今後、同
交付金事業の
執行状況を整理し、第1回
定例会において
補正予算を上程する考えでありますので、よろしくお願いいたします。
次に、
給付金に関する
質疑でございますが、
成人のつどいにつきましては、市内での
感染拡大を防ぐために、昨年末、
中止という苦渋の決断をさせていただきましたが、
成人のつどいに参加し、同級生と
成人を共に祝う機会を楽しみにしていた新
成人の方々はたくさんおられたことと考えております。人生の節目となる門出を祝う機会もございますので、今後の活躍を期待しまして
応援と激励の意を込めまして、1人
当たり2万円の新
成人特別応援給付金を支給するものでございます。
また、
成人のつどい
中止に関する意見でございますが、全部で13件ございました。そのうち
晴れ着レンタルの
キャンセル料についての意見は1件でございます。
最後に、
成人のつどい
参加案内状送付者数は530名で、そのうち女性の人数は260名でございますが、
参加申込者数と
晴れ着を着たであろう女性の人数は把握しておりませんので、よろしくお願いいたします。
○
議長(
田中昭一君) 以上で
程塚智則君の
質疑に対する答弁を終わります。
再
質疑ありませんか。3番
程塚智則君、
登壇願います。
〔3番
程塚智則君
登壇〕
○3番(
程塚智則君) 今、茨城県でも独自の
緊急事態宣言が継続され、
市民の皆様の生活も厳しい制限が続く中、
新型コロナウイルス関連の施策についても
市民の皆様の見る目は厳しくなっております。
中止になったのは、
成人のつどいばかりではなく、
文化祭、
各種イベント、
学校行事などが
中止になっており、そういった
イベントの
対象者には
給付しないのかというような疑問がなくもありません。また、一度
給付をすれば、来年度も
中止になったら
給付するのか、そのときは国の
交付金が出るのかという問題も生じかねません。
何より
新型コロナウイルスの影響で、
飲食店だけでなく、多くの方が
収入減に悩まされ、若者の中にも
アルバイト収入が減ったという声も聞きます。子どものいる家庭では
マスクや
消毒液の
購入等の
負担が継続しており、支援の
必要性がまだまだあると言えます。本年に入り
高齢者の
感染も増えており、
高齢者に対する
対策を手厚く行うことも考えなくてはなりません。そういった中、貴重な
財源を現金
給付するという形で行ってよいのか、その対象をどうするかは十分に
説明がつくものでなくてはならないと思います。
執行部におかれましては、
給付事業だけではありませんが、特に現金の
給付に関しましては、その根拠、
必要性を精査した上、十分に
市民の納得が得られる形で行うことをお願いしたいと思います。
○
議長(
田中昭一君) これは、
程塚議員、要望なんですか。
○3番(
程塚智則君) 要望で。
○
議長(
田中昭一君) 以上で
程塚智則君の
質疑を終わります。
以上で通告による
質疑は終わりました。
ほかに
質疑はありませんか。19番 平井 誠君、
登壇願います。
〔19番 平井 誠君
登壇〕
○19番(平井 誠君) おはようございます。私からは、
議案第2号のところで
質疑いたします。
12、13ページの
衛生費の
保健対策推進費の一番下のところの
負担金補助及び
交付金の
医療機関等応援給付金というので、これは1,400万円ですけれども、
先ほども病院が50万円、その後、
診療所だと言ったかな、20万円、あるいはその後、
薬局等が10万円という
説明を頂いたんですが、金額全体から見ても少なかったかなという感じで、
質疑します。
といいますのは、この1,400万円は、市内の
医療機関あるいはそれに関連する
事業所の何件分に交付するのかということが1つです。
それから、この50万円とか20万円とか10万円という基準は、国が決めたものなのか、それとも
下妻市が決めて交付するのか、その辺を伺っておきます。以上です。
○
議長(
田中昭一君) 平井 誠君の
質疑に対する答弁を求めます。
寺田保健福祉部長兼
福祉事務所長、
登壇願います。
〔
保健福祉部長兼
福祉事務所長 寺田武司君
登壇〕
○
保健福祉部長兼
福祉事務所長(寺田武司君) 私からは、平井議員の
質疑にお答えいたします。
初めに、
下妻市の
医療機関等応援給付金事業の
給付対象の
医療機関等でございますが、病院、
一般診療所等の
医療機関につきましては、23の
医療機関、歯科
医療機関につきましては19、
調剤薬局につきましては21、合計63件に対しての
応援給付をするというようなことになっております。
次に、額の決定等でございますが、こちらは国から特に示されたものではございませんで、市のコロナウイルス緊急
対策交付金のほうで
対応するわけでございますが、基本額、加算額等につきましては、近隣市町村や、これまでの周りの
状況等の調査を鑑みまして決定したところでございますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
○
議長(
田中昭一君) 以上で平井 誠君の
質疑に対する答弁を終わります。
再
質疑ありませんか。
○19番(平井 誠君) ありません。
○
議長(
田中昭一君) 平井 誠君の
質疑を終わります。
ほかに
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
田中昭一君)
質疑なしと認めます。
質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております
議案第1号及び
議案第2号、以上2件については、
下妻市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
田中昭一君) ご異議なしと認めます。よって、
議案第1号及び
議案第2号については、委員会付託を省略することに決しました。
─────────────────────
【
日程第4】
議案第1号
○
議長(
田中昭一君)
日程第4
議案第1号
防災行政無線屋内受信機購入契約についてを議題といたします。
これより討論、採決を行います。
議案第1号について討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
田中昭一君) 討論なしと認めます。討論を終結いたします。
採決いたします。
議案第1号について、原案のとおり決することにご異議ありませんか。